DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl †
AviUtl0.98以降で使用できるDirectShow入力プラグインです。
メディアプレーヤーで再生できるファイルならば基本的に読み込みが可能です。
読み込みできるファイルや安定性などは各自の環境に依存します。
[ダウンロード]
MPEG2/MP4(H.264+AAC)読み込みについて †
DirectShow読み込みは使用するフィルタによっては不安定になるため、専用のプラグインがある場合は専用のプラグインを使うことをお勧めします。
インターレース動画の読み込みなどはDirectShowフィルタによってインターレース解除されてしまうことがあります。
MPEG2読み込みはDGIndex/DVD2AVIやMPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-Inを使うのが一般的で安定しています。
MP4(H.264+AAC)はMP4Plugin(mp4input.aui/mp4export.auf)で編集できます。
音声について †
一部の出力プラグイン(WMV出力など)で音声が乱れることがあります。
その場合は一度音声をWAV出力してWAVを読み込みなおしてください。
設定ファイル †
設定ファイルds_input.iniに各種設定が保存されます。
ds_input.ini はAviUtlのディレクトリに作成されます。
Pluginsディレクトリにプラグインを置いてる方はご注意ください。
[ds_input]
ForceFrameRate=0 // フレームレートを強制的に変更します
ForceSampleRate=0 // 音声のサンプル周波数を強制的に変更します
SourceFrameRate=29.97fps // ファイルを開いたときに取得できたフレームレートが書き込まれます
- ForceFrameRate
強制的にフレームレート変換を行うオプション。フレームレートの微調整用。
通常は0を設定しておきます。1fps未満は設定できません。(AviUtlが誤動作する為)
120fpsやVFRファイルを読み込む場合は29.97fpsで読み込むと再エンコードに使えます。
- ForceSampleRate
強制的に音声のサンプル周波数を変更するオプション。通常は0に設定する。
音声のサンプル周波数が正しく取得できない場合に補正する為のもの。
例えば、48kHzなら ForceSampleRate=48000 と指定する。
- SourceFrameRate
ファイルを開いたときにDirectShowから取得できたフレームレートが書き込まれる。
取得できなかった場合はデコードを行ってフレーム間隔の測定を行い、ファイル先頭から1秒後での再生レートをフレームレートと判断する。再生レートの場合は括弧付きで表記される。
SourceFrameRate=29.70fps // 通常
SourceFrameRate=(29.70fps) // 再生レート
補足 †
デコード処理は別スレッドで行われます。(1フレーム先読み)
キャッシュは30フレーム分持っています。音声はバッファのみ。
キャッシュは不要なシーク発生を防ぐためとフレームレート変換のために実装しています。
デコーダによってはシークの精度が悪い(キーフレームにしかシークできないなど)
のでカット位置あわせは時間方向にコマ送りしながら行ってください。
送りすぎて少し戻すのはキャッシュがあるので大丈夫です。
逆方向にコマ送りを続けるとシークの位置ずれで正しく位置あわせができないことがあります。
変更履歴 †
- 2008.06.11 ver 0.25c v0.25以降日本語フォルダで動作しなくなっていたのを修正。
- 2008.06.07 ver 0.25b 管理者権限チェックをVista以降のみに修正。
- 2008.05.30 ver 0.25a regsvr32の呼び出しに失敗することがあるのを修正。
- 2008.05.30 ver 0.25 最終フレーム読み込み修正、Vista対応改善。
- 2007.09.17 Ver 0.24 Vista対応。管理者権限なしでも動作するようにした。
- 2005.08.04 Ver 0.23 音声をデコードしてサンプル周波数を取得するようにした。
DV音声認識失敗が直るはず。
- 2005.07.13 Ver 0.22 音声のサンプル周波数強制オプション追加。
- 2004.09.02 Ver 0.21 範囲再生が正常に出来ないスプリッタフィルタを使用するとフリーズ
したようになる問題を修正。
- 2003.05.02 Ver 0.20 (正式版)
フレームレートが取得できないときは再生レートを取得するように
した。強制フレームレート変換オプション追加。シーク単位の設定
オプション廃止。フレームレート変換で生じる無駄なキャッシュを
しないようにした。その他バグ(ファイル終端の読み込み不具合)修正。
- 2003.02.17 Ver 0.11
- Ver0.10->0.11
画像・音声をデータのタイムスタンプを元にスケジューリングする
ようにした。再生速度による位置ずれはなくなったはず。
- 0.11alpha->0.11alpha2
ogmの音声(Ogg Vorbis)が読めなかったのを修正。
DV(MS-DV Decoder)の解像度が低くなってしまう不具合(?)を修正。
MPEG2デコーダ個別対応オプションを暫定で追加。
- 0.11alpha2->0.11alpha3
読み込みロジック変更。MPEG2個別対応オプション廃止。
- 0.11alpha3->0.11alpha4
画像のシーク時の位置ずれのオフセット値が反映されていなかった
のを修正。これで画像と音声のずれは無くなったみたい。
- 2003.01.05 Ver 0.10 公開(仮)