*DirectShow File Reader プラグイン for AviUtl [#f1b989a2] AviUtl0.98以降で使用できるDirectShow入力プラグインです。~ &color(blue){メディアプレーヤーで再生できるファイルならば基本的に読み込みが可能です。};~ 読み込みできるファイルや安定性などは各自の環境に依存します。~ MPEG2読込などは環境設定が大変かもしれないのでお勧めしません。~ ~ [ダウンロード] #ref("ds_input024.lzh") ***MPEG2について [#t136e155] 安定したMPEG2のDirectShowフィルタがあまりない。 インターレース解除なし(WEAVEモード)に設定できないデコーダもある。 MPEG2読み込みは[[DGIndex:http://neuron2.net/dgmpgdec/dgmpgdec.html]]/[[DVD2AVI:http://arbor.ee.ntu.edu.tw/~jackeikuo/dvd2avi/]]や[[MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-In>まるも製作所]]を使うのが一般的で安定している。~ ~ DirectShowフィルタ経由でインターレースのソースを読み込む場合、DirectShowフィルタがインターレースを 解除してしまう場合がある。この場合、インターレースの解除方法を選べない、24fps化の為の情報が 欠落してしまうなどの不都合が出る。フィルタによっては設定変更できるものもある。 フィルタをかけない状態でインターレースの縞が見えるならば問題ない。 ~ ~ 手元の環境ではMPEG2 SplitterとElecard MPEG2 Decoderを組み合わせ、WEAVEモードに設定すると問題なく利用できるが、DirectShowの設定に詳しくないとうまく環境を構築できないかもしれない。~ ***音声について [#nf7d911a] 一部の出力プラグイン(WMV出力など)で音声が乱れることがあります。~ その場合は一度音声をWAV出力してWAVを読み込みなおしてください。~ **設定ファイル [#af8edc8a] 設定ファイルds_input.iniに各種設定が保存されます。~ ds_input.ini はAviUtlのディレクトリに作成されます。~ Pluginsディレクトリにプラグインを置いてる方はご注意ください。~ [ds_input] ForceFrameRate=0 // フレームレートを強制的に変更します ForceSampleRate=0 // 音声のサンプル周波数を強制的に変更します SourceFrameRate=29.97fps // ファイルを開いたときに取得できたフレームレートが書き込まれます -ForceFrameRate~ 強制的にフレームレート変換を行うオプション。フレームレートの微調整用。~ 通常は0を設定しておきます。1fps未満は設定できません。(AviUtlが誤動作する為)~ &color(blue){120fpsやVFRファイルを読み込む場合は29.97fpsで読み込むと再エンコードに使えます。};~ ~ -ForceSampleRate~ 強制的に音声のサンプル周波数を変更するオプション。通常は0に設定する。~ 音声のサンプル周波数が正しく取得できない場合に補正する為のもの。~ 例えば、48kHzなら ForceSampleRate=48000 と指定する。~ ~ -SourceFrameRate~ ファイルを開いたときにDirectShowから取得できたフレームレートが書き込まれる。~ 取得できなかった場合はデコードを行ってフレーム間隔の測定を行い、ファイル先頭から1秒後での再生レートをフレームレートと判断する。再生レートの場合は括弧付きで表記される。~ SourceFrameRate=29.70fps // 通常 SourceFrameRate=(29.70fps) // 再生レート **動作確認 [#p4b91d3b] -MPEG2~ 一応動作するが、コーデックにより動作が不安定になる場合が多い。~ -DV形式AVI(Type-1,Type-2)~ 特に問題なし。~ -WMV~ 特に問題なし。~ DirectShowが古いとシークに時間がかかる。~ **雑記 [#y7280eee] デコード処理は別スレッドで行っているのでDualCPUにやさしいかもしれない です。キャッシュは30フレーム分持っています。音声はバッファのみ。 キャッシュは不要なシーク発生を防ぐためとフレームレート変換のために実 装しています。WMVなどのように可変フレームレート可能なフォーマットもあ りますしフレームレート変換機能は必須でしょう。強制フレームレート変換 ができますが、24fps変換などは一般的に逆テレシネ変換だと思うので本体の 自動24fps使ってください。 デコーダによってはシークの精度が悪い(Iフレームにしかシークできないと か)のでカット位置あわせは時間方向にコマ送りしながら行ってください。 送りすぎて少し戻すのはキャッシュがあるので大丈夫です。逆方向にコマ送 りを続けるとシークの位置ずれで正しく位置あわせができないことがありま す。 **変更履歴 [#x7ddb422] -2007.09.17 Ver 0.24 Vista対応。管理者権限なしでも動作するようにした。~ -2005.08.04 Ver 0.23~ 音声をデコードしてサンプル周波数を取得するようにした。 DV音声認識失敗が直るはず。 -2005.07.13 Ver 0.22~ 音声のサンプル周波数強制オプション追加。 -2004.09.02 Ver 0.21~ 範囲再生が正常に出来ないスプリッタフィルタを使用するとフリーズ したようになる問題を修正。 -2003.05.02 Ver 0.20 (正式版)~ フレームレートが取得できないときは再生レートを取得するように した。強制フレームレート変換オプション追加。シーク単位の設定 オプション廃止。フレームレート変換で生じる無駄なキャッシュを しないようにした。その他バグ(ファイル終端の読み込み不具合)修正。 -2003.02.17 Ver 0.11 --Ver0.10->0.11~ 画像・音声をデータのタイムスタンプを元にスケジューリングする ようにした。再生速度による位置ずれはなくなったはず。 --0.11alpha->0.11alpha2~ ogmの音声(Ogg Vorbis)が読めなかったのを修正。 DV(MS-DV Decoder)の解像度が低くなってしまう不具合(?)を修正。 MPEG2デコーダ個別対応オプションを暫定で追加。 --0.11alpha2->0.11alpha3~ 読み込みロジック変更。MPEG2個別対応オプション廃止。 --0.11alpha3->0.11alpha4~ 画像のシーク時の位置ずれのオフセット値が反映されていなかった のを修正。これで画像と音声のずれは無くなったみたい。 -2003.01.05 Ver 0.10 公開(仮)