Matroskaコンテナ †
コンテナとはデータを入れる入れ物のフォーマットのことです。
Matroskaはいろいろなデータを詰め込める多機能フォーマットです。
さらに今後も機能拡張が出来るように配慮されています。
- AVIコンテナで出来ることはできる。
これは基本。
- 可変フレームレート対応
Nullフレーム入れてごまかすなどしなくても普通に可変フレームレート対応。
- ON/OFF可能な多言語字幕を付けられる(テキスト字幕・画像字幕)
自由にON/OFF切り替えが出来る多言語字幕が付けられる。DVD字幕も格納可能。
日本はともかく海外ではテキスト字幕の需要が非常に高いです。
何でかというとファンサブとかFanSubとかいうキーワードで検索して見ると良いです。
これはこれで問題なのですが他に手段が無いというのもあり仕方が無いのかも。
これにより字幕格納可能なコンテナが普及すると見ています。
- ファイル添付機能
今のところ字幕用フォントの埋め込みやサムネイル画像の添付に使われているようです。
- チャプター機能
DVDでおなじみのチャプター機能です。見たいシーンに一気に飛べるので便利です。
- AVIで使えない色々なコーデックが使える。
Vorbis,AAC,Flac,RealVideo,WindowsMediaなどのVFWに準拠していないコーデックの
データも格納できます。使えるコーデックは日々増えています。
- アスペクト保持が出来る
AVIではアスペクト(縦横比)保持が出来ません。MPEG2などからAVIに変換するには
画素が正方形になるようにリサイズしてからエンコードしなければいけません。
リサイズは引き伸ばせば無駄にサイズが大きくなるし縮めれば解像度が落ちるので
あまりやりたくないというところです。
mkvはアスペクト保持が出来るのでMPEG等と同様に再生時にリサイズをすることが出来ます。
- ファイルサイズ
データの格納効率が良いので単にmkvに変換しただけでもサイズが若干縮みます。