コマンド実行 for AviUtl †
バッチ処理にコマンドラインツールによる処理を組み込むための出力プラグインです。
このプラグイン自体は何も出力しません。(一時ファイルは作ります)
使うにはコマンドラインツールを扱える知識が必要です。
おまけとして簡易電源管理コマンドpowerctl.exe(サスペンド・休止・シャットダウン・再起動を実行)を添付。
テンプレート及び指定されたファイルからバッチファイルを作成して実行します。
[ダウンロード]
使い方 †
設定画面が出る前にテンプレートファイル(cmdex.txt)を聞かれた場合は指定します。
次に以下のような設定画面が出るので、テンプレートのエントリを選択して必要に応じてファイルを指定してください。
変更、編集ボタンはそれぞれテンプレートファイルの変更、編集です。
テンプレートファイルの"!"で始まる行がエントリ名になります。
次のエントリまでをバッチファイルの内容として実行します。
この際、バッチファイルには以下の引数がつけられます。
%1 file1 ファイル名1
%2 file2 ファイル名2
%3 file3 ファイル名3
%4 outfile 出力ファイル名
%5 exefile aviutl.exeのフルパス名
%6 pid プロセスID
引数パラメータ参照(参考)
%1 パラメータ文字列全体
%~1 引用句 (") があればそれを削除する
%~f1 完全修飾パス名を得る
%~d1 ドライブ文字を得る
%~p1 パス名だけを得る
%~n1 ファイル名だけを得る
%~x1 拡張子だけを得る
%~s1 短い名前を得る
%~a1 ファイルの属性を得る
%~t1 ファイルのタイムスタンプを得る
%~z1 ファイルサイズを得る
使用例 †
- 電源管理
添付のpowerctl.exeを実行してサスペンドや休止を行う。
出力ファイルはダミーファイルを指定。(作成されません)
- AVIの合成
映像と音声を別に出力してある場合にavimux.exeを使用して合成。
AviMux … こことか。オリジナルの配布元行方不明。
※avimux.exeは出力がAVI2.0形式になります。都合によりAVI1.0形式が欲しいとかVBR MP3使いたいなどしたければVirtualDubModを使ってMUXすることも出来ます。サンプルのバッチファイル&ツール置いておきます。
(バッチファイルからバッチファイルを呼び出すときはcall文を使用しないと元のバッチファイルに戻ってきません)
- MKVの作成
AVI出力→WAV出力した後、oggenc.exeでWAVをogg(Vorbis)にエンコードする。
エンコード後にmkvmerge.exeでAVIとogg及び必要に応じてチャプターや字幕を合成。
oggenc … vorbis.comのvorbis-toolsパッケージの中。
mkvmerge … MKVtoolnixのパッケージの中。
メモ †
ごみ箱に捨てる … recycle.exe
移動や名前変更 … moveコマンド
日本語ファイル名に対応してないコマンドがあるので英数ファイル名で処理してファイル名変更がいいかも。
更新履歴 †
2008.05.25 ver0.3 区切り文字を':'から'!'に変更、引数の書式をバッチファイル準拠にした、ほか。
2004.03.23 ver0.2 設定値がない場合はiniファイルに保存したデータを読み込むようにした。
2004.03.04 ver0.1 環境変数(%path%など)を使うと文字化けする不具合修正。
2004.03.01 ver0.0 公開